競馬の醍醐味として、万馬券を的中させることにあります。
一攫千金を狙えるチャンスであり、また的中させたことを自慢できる馬券でもあります。
ただ、どのレースでも必ず万馬券が出るわけではなく、荒れたレースでないといけません。
では、荒れるレースとは一体どのような条件で登場するのでしょうか?
ここでは、荒れるレースの条件や買い方について紹介します。
目次
荒れるレースの条件は?
荒れるレースとは、概ね馬単で万馬券が登場するレースのことを指すことが多いです。
3連単の場合は、人気馬が勝利しても比較的人気がない馬が絡んだだけでも万馬券になります。
その点で、馬単で万馬券になるのは意外と多くありません。
荒れるレースが登場する条件としては、以下のような場合があります。
危ない人気馬がいるレース
競馬において、圧倒的人気に支持される馬がいます。
その条件としては、主に実力がある馬のケースが多いです。
レースの中でダントツに力が抜きんでていれば、人気になるのは当たり前と言えますよね。
ただ、人気は実力だけで形成されるわけではありません。
意外と人気になりやすい要素として、話題馬がいます。
例えば、希少価値の高い白毛馬が出走するレースや、血統的な魅力がある馬が出走すると、過剰人気になりがちです。
ただ、競馬は見た目や血統だけでは決まるものではありません。
他にも、過去地方競馬でハルウララという連敗続きの馬が人気となったのは有名な話です。
よって、このような馬が実力以上に人気になって馬券外に外れただけで、荒れるレースとなるのです。
スローペースになりようなレース
競馬は展開を読むことも重要な要素です。
展開次第では、どんなに強い馬であっても勝つことができません。
逆に、スローペースで先行している馬は、多少使える足が少なくても勝利することができるのです。
過去、G1でもスローペースで逃げ切って大波乱を起こしたレースが多々あります。
代表例が、2009年のエリザベス女王杯です。
逃げたのは11番人気のクィーンスプマンテで、2番手に12番人気のテイエムプリキュアが付ける展開でした。
テイエムプリキュアは、デビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを勝利するなど、実力馬ではありましたが凡走が続いていました。
ただ、クィーンスプマンテ同様に楽逃げに近い展開に持ち込み、最後の直線に向かいました。
このレースでダントツの人気となっていたのは、名馬であるブエナビスタでしたが、9番手からなんとか追い込むものの前の二頭には届きませんでした。
結果、3連単で150万馬券になるなど、大荒れしたのです。
このように、スローペースでは強い馬でも物理的に指し届かないことがありますし、逆に力が劣っていても逃げ切ることも可能なのです。
圧倒的人気馬が差し馬であっても、自分で展開が作れない馬の場合は荒れるという可能性も十分考えられます。
時計がかかるレース
スローペースと同様に、時計がかかるレースでも荒れる場合があります。
時計がかかるとは、開催が進んで馬場が荒れてきて時計が出ない場合と、道悪になって早く走れないトラックコンディションになるケースがあります。
時計がかかると、足が早い馬の場合は大き影響を受けてしまうことが多いです。
逆に、足が遅い馬の場合はもともと早く走れないだけであって、早い馬と比較して大きな影響を受けることがありません。
よって、強い馬とも同等にやりあえるコンディションとなるのです。
道悪の場合は、適正が大きく左右されることが多いです。
早く走れる馬の場合、逆にパワーという面で劣るという馬もいます。
そこで、道悪のように普段よりパワーやスタミナを問われるレースとなると、普段の力を発揮できずに凡走する可能性があります。
逆に、道悪になることでタイムがかかって、また道悪適性が高い馬がいれば人気薄でも思わぬ好走を見せる場合もあるのです。
これによって、荒れたレースとなりがちです。
ハンデ戦
競馬には、定量戦と別定戦、ハンデ戦などさまざまなスタイルがあります。
ハンデ戦とは、馬の実力などに応じて斤量を変化させるレースです。
ハンデについては、ハンディキャッパーが決めることになるのですが、JRAのハンディキャッパーはとても優秀であると言われています。
よって、ハンデ戦は最後の直線で数頭の馬が横並びになってゴールするシーンが頻繁に見られます。
ハンデ戦の場合、基本どの馬にも且つチャンスがあるレースと言えます。
よって、思わぬ馬が好走して荒れるレースになることも多いです。
特に、条件クラスのハンデ戦は白熱してどの馬にも勝つチャンスがあるので万馬券を狙いたい方にはおすすめできます。
長距離レース
これは一般論となりますが、短距離レースよりも長距離レースの方が荒れる傾向があります。
短距離レースの場合、基本ワンペースでスタートからダッシュを効かせるという馬が多いです。
よって、スローペースになることは少なく、紛れが少ないものです。
逆に、長距離の場合はどうしてもスタミナを温存したいという意識が働き、スローペースになることが多いです。
特に、まだキャリアが少ない3歳馬のレースでは、その傾向が強く見られます。
スローペースになると、先に紹介したとおり力が多少劣っている逃げ馬でも逃げ切れる事が多いです。
逆に、ハイペースになると現代のスピード競馬とは真逆のスタミナを問われる馬が台頭して、荒れることもあります。
荒れるレースでおすすめの買い方
荒れそうなレースを見つけても、馬券を当てなければ意味がありません。
そこで、次のような方法で馬券を的中させましょう。
単勝人気が低ければ単勝で勝負
荒れるレースで勝馬はある程度予想できても、2着に来そうな馬はわからないというレースがあります。
その場合、下手に多点買いしても資金を無駄遣いしてしまうだけですので、邪念を捨てて単勝で勝負するのがおすすめです。
単勝でも、50倍近く付いていてそこに資金を集中できれば、思わぬ美味しい馬券になることが多いです。
また、勝つ可能性がある馬が複数頭入れば、数頭の単勝を購入するのも有効的です。
複勝で勝負する
配当も気になるけど的中率も上げたいという方の場合は、複勝で勝負するのも有効的です。
複勝の場合、他の馬券と違ってオッズのレンジが広く取られていることで知られています。
3着までに入る馬の人気によってオッズが変動する事になりますが、上限オッズになるのは人気薄同士で決まった際です。
よって、荒れるレースでは複勝オッズが高くなる傾向があります。
これを狙って、複勝で勝負するのも有効的です。
また、複勝だけでなく単勝も同時に購入するのもよいでしょう。
ボックス買いがオススメ
荒れるレースでは、どんな馬の組み合わせになるのかが読みにくいものです。
よって、複数頭が対象となる馬券を購入する際には、ボックス買いがオススメとなります。
特に、3連複や馬連のボックス買いが有効的です。
3連複であれば、3着までに来そうな馬を人気馬・人気薄の馬を含めて数頭購入します。
あまり購入しすぎても無駄となることもあるので、多くても6頭以内に抑えるようにしましょう。
これで、思わぬ高配当をゲットできます。
より高配当を狙える3連単もありますが、ボックス買いすると途端に点数が増えるので、1頭軸マルチなどなるべく点数を抑えて購入しましょう。
万馬券をゲット!
荒れるレースをうまく的中させることができれば、万馬券を容易に的中できます。
また、少ない資金で大きな利益を出せる可能性がある点も魅力的ですね。