競馬でボックス買いする際の買い方を紹介

ボックス買い 馬券・買い方

競馬には不確定要素がつきものです。

どんなに強い馬でも、勝利できないというケースが多々あります。

例えば、レース中に不利を受けてしまうことで、本来の能力を発揮できずに負けてしまうのです。

よって、ある程度リスクを抑えた馬券の購入をしなければなりません。

そこでおすすめしたいのが、ボックス買いです。

では、ボックス買いとはどのような馬券術なのでしょうか?

ここでは、ボックス買いする際のおすすめな購入方法を紹介します。

ボックス買いとはどんな購入方法?

ボックス

ボックス買いとは、馬券種に応じて的中させる可能性がある馬をすべて選んで購入する馬券術です。

例えば、馬連であれば2着以内に入りそうな馬を全て購入する方法です。

もし4頭に可能性があると考えれば、4頭すべての馬連の組み合わせを選択して購入します。

イメージとしては、1−2、1−3、1−4、2−3、2−4、3−4の6通りが該当します。

ボックス買いは、JRAも認めている購入方法であり、マークシートでもボックスによる購入方法が用意されています。

また、インターネット投票でもボックスで気軽に購入可能です。

ボックス買いの点数は?

ボックス買いの場合、他の馬券種と比較して購入点数が把握しにくいという点があります。

特に、他点数となるとなおさらわからなくなりがちです。

ボックス買いによる、買い目の点数は以下のようにまとめることができます。

マーク数 2点 3点 4点 5点 6点 7点 8点 9点 10点 11点 12点 13点 14点 15点 16点 17点 18点
枠連・馬連・ワイド 1 3 6 10 15 21 28 36 45 55 66 78 91 105 120 136 153
馬単 2 6 12 20 30 42 56 72 90 110 132 156 182 210 240 272 306
3連複 1 4 10 20 35 56 84 120 165 220 286 364 455 560 680 816
3連単 6 24 60 120 210 336 504 720 990 1,320 1,716 2,184 2,730 3,360 4,080 4,896

3連単の場合で言えば、もし18頭立てで18頭ボックスで購入すると、4,896点の購入が必要です。

1点100円でも489,600円も購入しなければなりませんので、全通り購入するのは流石に無謀です。

よって、ある程度てんす

ボックス買いのメリットとデメリット

競馬場

ボックス買いには、それぞれメリットとデメリットがあります。

それぞれを理解しながら購入することをおすすめします。

ボックス買いのメリット

ボックス買いの最大のメリットとしては、やはり的中率をアップさせることができる点にあります。

もし1頭軸で購入した場合、狙っていた馬が来ない時点で馬券は外れます。

一方で、ボックス買いの場合は仮にその馬が来なくても、他に購入した馬が来れば的中となるのです。

よって、ある程度幅広く購入することでより的中率が高まります。

まだ競馬を始めたばかりで、確固たる自信がないレースであっても、ボックス買いならば的中させることもできます。

ボックス買いの場合は、あえて穴馬を選んでおくことで思わぬ配当を得ることができるというメリットもあるのが魅力的です。

競馬には運もつきものではあるので、運次第で思わぬ高配当をゲットできますし、狙っていたどおりの馬で決まっても的中するので損をすることはありません。

ボックス買いのデメリット

ボックス買いのデメリットとしては、先に紹介したとおり点数がどうしても多くなりがちという点があります。

もし的中させたとしても、人気馬同士であればトリガミとなるリスクは十分あります。

これは、3連単など高配当が出る馬券でも同様であり、せっかく的中してもトリガミになるのはいみがありませんよね。

他にも、ボックス買いしたとしても絶対的中させることができるわけではありません。

当たり前といえばそれまでですが、購入点数を増やして的中の可能性をアップさせるか、どうせ外れる時は外れると割り切って、点数を絞って購入するという方もいます。

全く無防備で購入し続けるのははっきり言って無謀であり、ある程度戦略性を持って購入する必要がある馬券と言えます。

プロ馬券師はボックス買いはしない!

芦毛馬

ボックス買いは、主に競馬初心者が購入する馬券術というイメージがあります。

実際に、プロ馬券師ともなると、ボックス買いはあまり用いることはありません。

それは、主に次のような理由があるのです。

軸馬を見つけることができる

プロ馬券師ともなると、しっかりと軸馬を見つけることができるという特徴があります。

軸馬とは、予想しているレースにおいて確実に馬券に絡んでくる馬のことを指します。

その馬を軸として購入することで、点数を大きく絞ることが可能です。

軸馬は、レースの質や馬券種によって異なります。

例えば、3連複であれば3着以内に確実に入りそうな馬を中心に選ぶことになりますし、馬単であれば1着に入りそうな馬が軸馬となります。

軸馬を見つけることができれば、ボックス買いは無駄と感じて自然と選択肢から外れてしまうのです。

トリガミのリスクが高いため

プロ馬券師は、がっつり稼ぐというよりは確実に稼ぐことを念頭において馬券を購入します。

これもあって、しっかり勝負できるレースと的中させる可能性が低いレースを見極めることができて、的中できなさそうと感じると購入を見送ることも可能です。

この判断ができるかどうかが、プロ馬券師となれるかどうかの瀬戸際となるのです。

また、プロ馬券師は最初からトリガミしそうな馬券種は購入しない傾向があります。

競馬で利益を上げるためには、馬券を的中させると同時に手元にお金を残しておくことを重点を置いて戦略を立てることが重要です。

その意味でも、ボックス買いは理にかなっていない馬券術として、プロからはあまり好まれていないのです。

おすすめのボックス買い方法

ボックス買い

リスクのあるボックス買いであっても、もちろん利益を上げることは可能です。

特に、以下のポイントを抑えることが重要です。

候補馬の上限を決めて購入する

ボックス買いでもっとも避けるべきは、点数を増やしてしまうことです。

確かに、的中させるためにはより多くの馬を選べばよいのですが、それではトリガミのリスクが増大します。

そこでおすすめしたいのが、候補としてピックアップする馬の上限を自分自身で決めて、上限の頭数に収まりそうなレースだけボックス買いで狙う方法です。

これによって、点数を抑えつつ馬券を購入できます。

上限については、自分自身の資金がどれだけあるのかなどを鑑みて決定しますが、当然少ないほうがよいでしょう。

ボックス買いの目安としては、馬連なら5頭以内、3連複なら6頭以内がベターです。

3連単のボックスはおすすめできない

ボックス買いでは、基本的に連単式馬券には向いていない購入方法です。

その理由は簡単で、買い目が増えてしまうからです。

特に、3連単の場合はボックス買いすると1頭増えただけでも大きく買い目が増えてしまいます。

それならば、フォーメーションで購入したほうがおすすめです。

また、絞れないレースであれば見送るという決断をするのもよいでしょう。

リスクも高い馬券術であることを理解する

ボックス買いは、的中の可能性を高めることができる反面、リスクも高い馬券術です。

特に、連単系馬券はボックス買いで点数が増大するために、資金が尽きてしまう場合が多いです。

よって、購入する馬券種とレースを吟味して、購入するのがおすすめですよ。