競馬では、馬券によって当たりやすさが全く異なります。
的中がかんたんな馬券ほど、配当が低いと思いがちですが買い方次第では十分利益を上げることができるのです。
では、どのような方法で馬券を購入すれば利益を上げることができるのでしょうか?
ここでは、当たりやすい馬券を4つに絞って紹介します。
目次
当たりやすい馬券①:単勝
単勝は、対象となるレースで勝利する馬を当てる馬券術です。
単勝の場合、18頭立てであれば18通りの快芽が発生します。
また、1頭だけでなく複数頭数の単勝を購入することも可能です。
単勝の場合、スタンダードな馬券ではありますが、シンプルに「勝つ馬」を当てるという基礎を学べる馬券でもあります。
2頭を選ぶ馬券の場合は、どうしても他の馬券に目移りしがちですが、一点に資金を注入できる点も評価できます。
単勝のメリットとデメリット
単勝は、すべての馬券種の中で最も還元率が高い馬券種のひとつとなります。
単勝の還元率は80%となっています。
最も低いWIN5の還元率が70%ですので、10%も違うのです。
一時的なものであればさほど影響はありませんが、1年トータルで考えると大きな違いとしてのしかかります。
ただ、当てやすい反面どうしても配当が低いという側面があります。
3連単などでは、まぐれでも当てれば大きな配当を得ることができますが、単勝ではしっかりと資金配分まで考えて購入しないとうまく利益を出すことはできません。
単勝で利益を上げる買い方
単勝で利益を出すためには、基本スタンスとして1点買いで購入するという点があります。
これは、人気馬を購入する際にはなおさらです。
なお、他の馬券でも同様ですが、人気が集中している場合は過剰に馬券が売れるという傾向があります。
いくら配当が低くても、当てなければ払い戻しを得ることができないので、思い切って購入するようにしましょう。
もし単勝で複数の馬を買う場合は、以下の組み合わせがおすすめです。
- 人気馬+穴馬
- 圧倒的人気馬を外して2頭の人気馬
前者の場合、人気馬に9割以上の資金を割いて、その他にも穴馬に1割程度購入する方法です。
人気馬が勝利すればもちろん利益を出せますし、仮に穴馬が来ればトリガミせずに資金回収できるという場合があります。
後者の場合、単勝1倍台の人気馬を外して、勝つ可能性がある数頭を購入する方法です。
当たればラッキーという程度で、あまり肩肘張らずに購入することで、思わぬ高配当を得ることができる場合があります。
ただ、運次第の購入方法なのであくまでもお遊び程度で考えておきましょう。
当たりやすい馬券②:複勝
複勝は、出走する馬が5頭以上の場合に発売されて、3着以内に入る馬を選ぶ馬券です。
なお、出走する馬が7頭以下の場合は2着までが的中となります。
JRAで販売している馬券の中で、最も的中させやすい馬券として有名です。
複勝のメリットとデメリット
複勝のメリットとしては的中率の高さにつきます。
複勝馬券は、馬券を当てる喜びを得ることができて利益を出すことができるというだけでなく、れっきとした投資方法としても有能な馬券です。
最近では、WIN5のように1億円馬券が飛び出す馬券も登場していますが、当てなければなんの意味もありません。
配当も魅力的ですが、まずは的中率を高めることが重要です。
その上で、回収率を意識して資金を投入していくことになりますが、複勝はフルゲート18頭でも6分の1で的中するのがよいですね。
複勝の場合、狙っている馬が好走さえすれば的中できるという側面があります。
競馬では、馬の能力だけでなく様々な要素で結果が左右されます。
例えば、不利を受けてしまい他の馬に勝たれてしまうということも多々あるのです。
他にも、一生に一度の大駆けにより負けることもありますよね。
その点で、複勝の場合は自分が狙っている馬が3着以内に入れば、あとはどんな馬が来ても的中は的中です。
ただ、複勝ならではのデメリットとして上限オッズと下限オッズがある点があります。
オッズを見ると、複勝の場合は〇〇~〇〇という表記となっています。
低い方のオッズが下限オッズ、高いほうが上限オッズとなるのですが、人気馬同士で決まると下限オッズが適用されて、人気薄同士で決まると上限オッズが適用されます。
このように、レース確定まではオッズの変動要素が大きな馬券なのです。
複勝で利益を上げる買い方
複勝で利益を上げるためには、2倍程度のオッズが付いた馬から3着以内が固そうな馬を選ぶことです。
多点買いするのはあまり得策ではなく、シンプルに1点で勝負するのがよいでしょう。
また、圧倒的な一番人気の複勝は基本買うべきではありません。
もし購入したい場合は、単勝で勝負することをおすすめします。
複勝は複数的中が狙える馬券なので、2点買いも可能ですが、金額はあまりメリハリを付けないで金当買いするのがベターです。
当たりやすい馬券③:ワイド
ワイドとは、3着以内に入る馬2頭を選ぶ馬券です。
複勝の拡大版馬券と言ってもよいでしょう。
ワイドのメリットとデメリット
ワイドの場合は、複勝よりも多少オッズ的に高いのが特徴です。
それで、3着以内までに入れば良いので、リスク回避しつつ勝負できるのが魅力的です。
ただ、オッズ表記が複勝と同じで確定まで読みにくい点が難点となります。
ワイドで利益を上げる買い方
ワイドでは、主に人気馬同士を多額投資で購入するケースと、人気馬と人気薄の組み合わせで購入する方法があります。
前者の場合は、どうしてもオッズは低くなりますが馬連よりも当てやすく自信を持って投資することが可能です。
後者の場合、結構攻めた買い目も購入できます。
また、軸馬に選んだ馬が仮に3着になって穴馬が勝利しても、的中となります。
馬連の場合はハズレとなるで悔しい思いをすることもありますが、ワイドの場合は利益としてしっかり還元されますよ。
当たりやすい馬券④:枠連
枠連は、他の馬券と異なり枠番ベースで予想する馬券です。
枠番で2着までに入る馬を着順を問わず当てれば的中となります。
枠連のメリットとデメリット
枠連は、外枠になると複数頭が同じ枠に入ります。
枠連では狙っていた馬が仮に負けても、同じ枠の馬が馬券に絡めば的中扱いとなります。
ただ、オッズとしては残念ながら低めとなることが多いです。
また、ゾロ目の買い目があるので買い忘れるというケースがあります。
枠連で利益を上げる買い方
枠連では、他の馬券と違ってコースバイアスがあるレースなどで、有利な枠を中心に購入するというテクニックが使えます。
ただ、基本的に多くても3点程度までに抑えて、オッズを見て資金配分するようにしましょう。
また、枠連ではゾロ目をうまく生かした独自の馬券術があります。
これは、勝つ可能性がある馬が同じ枠になった場合、馬連ではなく枠連のゾロ目を購入したほうが配当が良くなる場合があるという方法です。
枠連は売れ行きとしてはとても低く、オッズの歪みも発生しますし、何より盲点となるために美味しいオッズにありつけることがありますよ。
番外編:当てやすい馬券では転がし馬券がおすすめ!
的中させやすい馬券では、転がし馬券によって大きな利益を出すことも可能です。
転がし馬券とは、最初に資金を用意して、その資金全額を特定の買い目につぎ込みます。
もし的中したら、払い戻しを得た金額をまた別のレースで1点買いします。
これを数回繰り返して、見事に全て的中させることができれば初期資金の数十倍の資金を得ることが可能です。
一度でも外れればその時点で終了となりますが、低いオッズであっても数回繰り返すことで大きな資金とすることができますよ。
当てる喜びを得ることができる!
当てやすい馬券を購入することで、利益を得ることだけでなく当てる喜びを得ることが可能です。
ただ、当てやすいからと言って無謀な投資をすると、後で痛手を負う可能性があるので注意しましょう。