競馬の醍醐味として、他の公営競技よりも出走数が大きなため、的中した時の配当金が良いという魅力があります。
ただ、当てなければなんの意味もないのが事実ですよね。
その意味で、的中しやすい馬券としてワイドがあります。
では、ワイドとは一体どのような馬券なのでしょうか?
ここでは、ワイド馬券の概要やおすすめの買い方などについて解説します。
目次
ワイド馬券とは?
まずはじめに、ワイドがどんな馬券であるのかについて解説します。
ワイドは、正式名称を拡大馬番号二連勝複式と呼ぶ馬券です。
ワイドという名称は定番となっていますが、正式名称を正しく言える方は少ないのではないでしょうか?
ワイドは、4頭以上が出走するレースで発売されます。
出走する馬の中から2頭を選んで、その2頭が1着~3着に入っていれば的中となります。
的中率という観点で見ると、18頭出走する場合は約1.96%となり、全ての券種の中で4番目に当たりやすい馬券です。
的中しやすさを他の馬券と比較すると、馬単の約6倍、3連複の約18倍、3連単の約98倍の的中率です。
高配当が出現しやすい馬券と比較すると、段違いに当たりやすいということがご理解いただけるかと思います。
ワイドのメリットやデメリット
ワイド馬券は、他の馬券と違う魅力がある馬券です。
具体的には、次に挙げるようなメリットとデメリットがあります。
しっかり理解して、うまく馬券を組み立てたいものですね。
ワイドのメリット
ワイド馬券のメリットとしては、何と言ってもあたりやすさにあります。
例えば、狙っている馬が2頭いて、馬券を購入してもその間に1頭入ってくると馬連や馬単ではハズレとなります。
競馬にはイレギュラーな事がつきものであり、予想通り行かない事が多いです。
そこで、ワイドで購入していればより的中率という観点では高まります。
また、ワイドの場合はあまり注目されていないのですが払戻率が他の馬券よりも高くなっています。
例えば、3連複や馬単が75.00%であるのに対して、ワイドは77.50%となっています。
これは、枠連や馬連と同水準であり、単純に買い続けることで払い戻しで優位に働くのです。
ワイドならではの特徴としては、他にも複数的中が可能という点があります。
馬連と比較すると、ボックスで5頭購入して3頭が3頭以内を占めた場合、馬連の場合は1点が的中扱いとなります。
対して、ワイドの場合はA-B、B-C、A-Cの3つが的中扱いとなるのです。
もちろん、オッズ的には低くなるのですがトリプル的中するというのは他の馬券にはない特徴と言えますね。
ワイドのデメリット
ワイドのデメリットとしては、配当が低くなるという点があります。
ワイドは複勝と同じで、基本的に人気馬が3着に入るか入らないかでオッズが大きく変化します。
人気馬が多く入れば入るほど、払い戻しは低くなります。
一方で、人気薄同士で決まれば表示されているオッズのレンジの中で高い配当が適用されるのです。
このように、オッズが読みにくいというのが難点ですが、逆にメリットになる場合もあります。
ワイドはどこで購入できる?
ワイド馬券は、競馬場やWINS、インターネット投票で購入可能です。
馬券種としては比較的新しい馬券に入りますが、地方競馬でも販売されているなどおなじみの馬券ですので、どの方法でも購入できるわけです。
マークシートでの購入については、通常のマークシートでワイドにチェックして、後は馬番を選ぶだけです。
インターネット投票でも、ワイドを選択して馬番を選んでいくことで購入できます。
なお、後述しますがボックスやフォーメーション、1頭軸流しなどでも購入可能となっています。
ワイドはこんな買い方ができます!
ワイドは、他の馬券と同じく様々な購入方法があります。
主なおすすめの購入方法としては、次のような方法があります。
流し馬券
ワイド流しとは、軸になる馬をまず決定して、その馬を基準に数頭の組み合わせをまとめて購入する方法となります。
まずは3着以内に入りそうな馬を軸として決めておき、後は来そうな馬を南東化チョイスする方法です。
購入点数が自分の予想した組み合わせだけとなるために、資金を抑えながら範囲をある程度絞って狙うことが可能です。
先に紹介したとおり、ワイドの場合は複数的中も狙えるのでうまく行けば2点的中ということも狙えますよ。
ワイドボックス
ボックス買いとは、何頭か選んだ馬番号の組み合わせをまとめて購入する方法となります。
イメージとしては、5頭をチョイスして全ての組み合わせを購入するといった形です。
購入する点数が増えてしまうのが難点ですが、多くの組み合わせを購入するために的中率は高くなります。
イメージとしては、人気馬と人気薄を組み合わせて購入して、人気薄が入ればラッキー程度の気分で購入するのがよいでしょう。
本気で当てようと思うと、どうしても点数が増えてしまうのでその点には注意してください。
転がし
転がし馬券とは、JRAが公式的に発売しているものではありません。
最初に資金を決めて、その資金全額をワイド1点で購入します。
そのレースで的中したら、払い戻し金額の一部または全額を次回のレースのワイド馬券の購入に充てます。
これを何度か繰り返すことで、少ない手元資金を大きな資金に変化させることができるのです。
ただ、1レースでも外れた時点で終了となるシビアな馬券術でもあります。
狙い方としては、鉄板に感じるレースを厳選して行う方法が有効的です。
ワイド馬券で儲ける方法は?
ワイド馬券で利益を出すためには、次のような方法が有効的です。
鉄板馬同士のワイドに多額投資
鉄板馬同士の組み合わせになると、ワイドであっても1倍台になることがあります。
確かに、これだけ見るとリスクが高いですが、ワイドは的中率が高いために自信を持って投資できます。
また、人気馬同士のオッズは多額投資しても意外と下がらないという点も魅力的ですよ。
鉄板馬と人気薄の組み合わせ
鉄板馬を見つけたら、あとは少しでも馬券に絡みそうな人気薄を狙う方法も有効的です。
競馬でよくあるのが、軸馬ではなく狙っていた馬が勝利してしまい、軸馬が来ても外れるというパターンです。
ワイドなら、このような悔しい思いをすることなく的中扱いとなるのです。
また、ワイドであっても人気薄が来ることで案外払い戻しが高くなる場合もあります。
ワイドの場合、オッズの歪みが発生しやすく美味しい馬券にありつける事ができるので、それを狙って購入するのもよいでしょう。
思い切って人気薄同士のボックス買いもおすすめ
ワイドの場合、ボックスで複数的中できるメリットがあります。
それを活かした馬券購入方法として、思い切って人気薄同士のボックス買いもおすすめです。
特におすすめしたいシーンとしては、ダントツ人気の馬がいるレースです。
その人気馬を外して、上位人気と人気薄の組み合わせで購入することで、美味しい馬券にありつけます。
仮に人気馬が来ても、トリガミになる可能性はありますが払い戻しを受けることもできますよ。
ワイドは意外と幅広く遊べる馬券!
ワイドは、当たりやすい反面払い戻しが少ないという印象が広まっています。
ただ、トリプル的中が狙えるなど、意外と幅広く遊べる馬券です。
今回紹介した攻略法を参考にして、ワイドで競馬を楽しみましょう。