競馬の基本!単複馬券の買い方について解説

アラブ馬 馬券・買い方

競馬において、様々な考え方があります。

何も勝つ馬を当てなくても、3着以内に入る馬を当てれば的中となる馬券はたくさんあります。

それでも、まずは好走する可能性がある1頭を見つけ出すのが競馬の基本です。

そこで、競馬の基礎とも言える馬券として単勝と複勝があります。

では、単勝と複勝はどのようにして購入すればよいのでしょうか?

ここでは、単勝と複勝の買い方について解説します。

単勝と複勝の基本

単勝

まずはじめに、単勝と複勝の基礎について解説します。

単勝とは、あるレースにおいて勝利する馬を馬番で当てる馬券です。

至ってシンプルで、レースを見ていても買っている馬だけを見ていればよいのです。

単勝は、18頭立てであれば18通りの買い目がありますが、これは他の馬券と比較しても少ないものとなります。

よって、的中させやすいのが特徴となります。

複勝は、出走頭数によって異なりますが、基本的に1着から3着までの入着馬を勝馬とする勝馬投票法です。

出走頭数が8頭以上の場合は3着までが対象となり、7頭以下では2着までに入着すれば的中となります。

なお。出走頭数が4頭以下の場合は複勝式は発売されません。

単勝よりも当てやすく、18頭立てであれば1/6の確率で的中させることができます。

単勝と複勝のメリットとデメリット

単勝と複勝には、似たようなメリットとデメリットがあります。

メリットとデメリットをしっかり理解して、うまく馬券術として盛り込むことが重要です。

主なメリットとデメリットとしては、次のような点があります。

単勝と複勝のメリット

メリット

単勝と複勝の最大のメリットとしては、シンプルである点に尽きます。

競馬の基本である、勝つ馬を当てる馬券である単勝が、特にシンプルでわかりやすいのが特徴です。

競馬の場合、展開の紛れなどによって予想の範疇を超えた馬が馬券に絡むことが多いです。

複数頭が対象となる馬券を購入していると、せっかく勝馬を当てても馬券は外れとなります。

その点で、単勝や複勝の場合は他の馬に関係なく自分が購入している馬が勝利したり3着以内までに入れば馬券は的中となります。

シンプルで余計なことを考えないで予想できるのがよいですね。

また、単勝や複勝の場合は買い目を絞ることもできます。

基本的に、1点買いで購入することになるのですが、他の馬券では軸馬を決めて数頭に流すのが一般的です。

資金配分などをしっかりと考えないと、利益を上げることができないばかりかトリガミになるリスクがあるのです。

その点、単勝や複勝を一点買いしているとどんなに配当が低くても、トリガミになることはありません。

比較的的中させやすいということもあって、高額投資にも向いた馬券としてもおすすめできます。

その他では、単勝と複勝は控除率が他の馬券と比較して低い設定となっている点も見逃せません。

単勝と複勝の控除率は20%に設定されているのに対して、他の馬券は25%などに設定されています。

控除率とは、JRA側の利益となる部分であり、低ければ低いほど的中した場合に馬券購入者に多く還元されることになります。

単純に、控除率の低い単勝と複勝は他の馬券よりもお得感が強いのです。

特に、多くの資金を投資する場合にはその違いが明白となります。

単勝と複勝のデメリット

デメリット

単勝と複勝のデメリットとしては、控除率が低い反面オッズとしては物足りない場合が多い点にあります。

高額配当が出やすい3連単と比較すると、どうしても低く見えてしまいます。

もちろん、的中させやすいわけですが、特に万馬券に魅力を感じる方にとってはおすすめできません。

他にも、単勝や複勝はオッズが低くなるために高額投資したくなるのですが、高額投資に似合った的中率であるのかと言われれば疑問符が付きます。

単勝のおすすめ購入方法

単勝

単勝において、特におすすめしたい購入方法を紹介します。

人気馬の一点買い

単勝の基本スタイルとも言えるのが、人気馬の一点買いです。

人気馬ではなくても良いのですが、この馬が勝つ!という馬がいればその馬の単勝一点で勝負するのがベターです。

競馬を統計的に見ると、1番人気の勝率は35%前後もあるのです。

よって、単純に狙える一番人気の馬が入ればその馬の単勝を購入するのがベターです。

ただ人気だけ見て購入するのはやはり無謀であり、しっかりとその馬の実力を見極める事が重要となります。

基本的に、前走好走している馬から選ぶのが筋であり、もし前走4着以内に負けている場合はその馬を疑うようにしましょう。

単勝の場合、複勝と違ってあくまでも1着にならなければ意味がないので、より慎重になって勝馬を選ぶことが重要です。

穴馬の3点買い

少し荒れそうなレースがある場合、穴馬3頭の単勝を購入するのもおすすめです。

穴馬であれば、3点購入しても十分プラス収支にすることが可能です。

穴馬には明確な定義がありませんが、主に単勝オッズ15倍以上の馬を指します。

もし15倍以上の馬を3頭づつ購入したとしても、回収率としては500%を超えることができます。

ここで注意したいのが、人気馬を買わないという点です。

人気馬を購入してしまった時点で、的中率は多少上がったとしても回収率が大きく下がってしまいます。

あくまでも穴馬を中心に狙いましょう。

複勝のおすすめ購入方法

複勝

複勝の購入方法は、単勝とは多少考え方が異なります。

ダントツ人気の馬に高額投資

複勝で最もスタンダートな狙い方として、ダントツ人気の馬の複勝に高額投資するという方法があります。

複勝の場合、人気馬の場合はすぐに1倍前半のオッズとなりがちです。

よって、旨みがないと感じがちですが、違う側面で見れば「それだけオッズが付くんだ!」と考えることもできます。

複勝の場合、単勝と違って勝たなくてもよいという安心感もあるので、より高額投資がしやすい馬券です。

また、JRAではJRAプラス10と呼ばれる救済制度が用意されています。

JRAプラス10とは、ある馬に人気が集中して、払い戻しが1.0倍になったとしても、0.1倍上乗せして元返しになることを防止する制度です。

これによって、高額投資しても元返しを避けることができるという点が魅力的です。

実際に、JRAプラス10は2018年だけで687件で適用され、適用外で元返しとなったのは74件のみですので、思い切って狙えるのがよいですね。

単勝と複勝の併用はおすすめできない?

単勝だけでなく、複勝との併用で購入するという馬券術もあります。

これは、あるレースで勝ちそうな馬の単勝と複勝を購入するという方法です。

なお、JRAでは応援馬券というものがあり、単勝と複勝を同金額で一気に購入することができます。

この馬券術は、主に以下のシーンで購入することが多いです。

  • 1着になる可能性が十分あるが自信がない馬
  • 3着以内はまず間違いなく1着の可能性もある馬

もし単勝が外れても、3着以内に入れば複勝が的中できるので、リスクヘッジという意味では魅力的な馬券です。

一方で、意外と回収率という意味では思ったほど高くなりません。

資金配分などをしっかりとできる方以外は、まありおすすめの馬券術ではありません。

単勝と複勝を極めよう!

単勝と複勝は、デメリットもありますがスタンダードな馬券としてプロ馬券師にも愛されています。

まずは単勝と複勝を極めて、競馬で利益を上げていきましょう。